Past Events

Planetary Sciences

第82回国際隕石学会年会(MetSoc 2019)

第82回国際隕石学会年会が2019年7月7日~12日に北海道大学で開催され、日本での開催は11年ぶりとなりました。北海道大学では、地球物理学に関する幅広い分野の最先端の研究を行っており、世界をリードする研究成果をあげてきました。隕石の分野においては、「顕微鏡」で宇宙を調べるという独創的な発想で、宇宙物質の分析から太陽系の起源と進化を研究しています。

札幌コンベンションビューローは、2014年の誘致提案書作成から2019年の学会本番をサポート。市民ボランティアによる茶道や書道等の日本文化体験プログラムは大変好評で、多くの参加者の方々が研究発表の合間のひと時を楽しんでいました。
 
_3, 2, 1...タッチダウン!
学会のポスターセッション会場で、世界の隕石研究者がリアルタイムで見守る中、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星Ryuguへのタッチダウンに成功しました。参加者からは歓声と拍手喝采!
 
_オープンレクチャー
南極での隕石探査の始まりとなる「やまと隕石」発見から50周年を記念して、南極隕石の探査に関する市民公開講座を開催。南極隕石発見の歴史と隕石探査の体験談にひきこまれ、活発な質問応答が交わされました。
 
_フィールドトリップ
充実した講演やポスターセッションを終え、翌日は、ユネスコ世界ジオパーク認定「アポイ岳ジオパーク」へのフィールドトリップへ。世界でも稀な、地下のマントルが変質せずに地表に露出した「幌満かんらん岩体」を観察・調査し、地元専門家と意見交換を行いました。
 
_「おむすびころりん」
学会初日のレセプションでは、小惑星Ryuguの形のおにぎりで世界の隕石研究者を歓迎しました。

外部リンク